軽量化作戦
軽量化って普通、走行性能を上げるために行うのが一般的ですが僕の場合は専ら持ち運びを楽に数るためです。
僕はbirdyをたたむことが多めです。
輪行もします。
なので軽量化はとても大事なのです。
しかも防犯のために重さ1,5キロもある、鉄アレーの様なイカついサイクルロックを常備しており大きなハンディを背負っていますので尚更です(´・ω・`)
それ故日頃から常に軽量化アイデアを探しています。
軽量化のデメリットを強いて挙げるとしたら剛性の問題くらいでしょうか。
僕にとって自転車は『軽量化は正義』と言っても過言ではありません。
以上の事から常に軽量化にハマっています。
純正クランクから軽量クランクに交換で132g減量
今回は作業性とコストからそこそこ手が出しやすいクランクの軽量化をしてみました。
選んだクランクはライトプロのAH-001というモデル。
結果は約132gの軽量化になりました。価格は15000円程、作業時間はおよそ15分という手軽さです。
純正クランクアームとスパイダーは632g
Liteproクランクアームとスパイダーは500g
差し引き132gの軽量化になりました。
出費は痛いですが交換が楽な分、実行しやすい部分であります。
Litepro 軽量中空クランク AH-001
使用したクランクを紹介していきます。
Litepro一体型中空クランク
素材はアルミ製です。
重さはボトムブラケットもセットとなっておりそれを含んで総重量591gとなっております。
※ボトムブラケットは質の良さから純正を流用
BCDは130、クランクアームの長さは170cmで、サイズラインナップはこれのみとなっておりました。
色は黒と銀の2色から選べるようになっていました。
型式はAH-001というものでした。
●外観
外観を見ていきます。
軽量化のためか各箇所肉抜きされています。
クランクアームとチェーンリングを結合するスパイダー。
色々とくりぬいてあります。
良くも悪くも純正のゴツさとは大違いです。
お次はアームの裏面。
ここもしれっと肉抜きです。
しかしこちらは純正も同じような加工がされていました。アーム自体の幅がだいぶ細くなっていて全体的に華奢な印象です。
●マイナスポイント
ここでマイナスポイント発見です。このクランクアームキャップは珍しいサイズと形状です。少し探したところどうも部品調達は困難になりそうです。
ネジが破損した場合は丸ごと交換となりそうです。
尚、この2つ穴のキャップは今回外さなくても取り付けは出来ましたがメンテナンスで外したい場合はカニメレンチやスナップリングプライヤーといった少々特殊な工具が必要です。
こんな感じで。。
それと付属のボトムブラケットは純正に比べると回転性能が悪い印象でした。
●適合の条件
クランクアームの適合については正直無知で詳しい規格などはよくわかっていません。最低限BCDとアームの長さだけは見ますが中空のパイプの長さや太さが合わなければ装着できません。
今回はbirdy対応との文言を信じてエイやでポチったんですが結果として綺麗に装着出来ました。
birdyの場合それ以外にもう一つ大事な注意点があります。
クランクアームは畳むために付け根部分が一般的なものより細めに作られています。
実際たたんでみると。。。
※交換後の新しいクランク画像ですいませんが
見てください、このクランクじはキャップ周りがこれほど薄いのになかなか狭いクリアランスとなっています。
これじゃあそこらのクランクをかまそうもんならまずたたんめなそうですね(´・ω・`)
最も、絶対たたまないという方であればこの話は関係ないのですが。
●補足
Liteproって中国メーカーらしいという事以外は詳しく知らないのです。
クランク1つにしても沢山のモデルが売られています。値段の幅もあり、見た目ではこれとそっくりなモデルも安価で出ていますがよく見ると重量が大きかったりします。
うっかり似た様な違う型を買うと重くて軽量化ができません。
型式が出ていない事もありますが確認が大切です。
尚、こちらはブロンプトンにも対応と明記がありましたがブロンプトンを所有していないので真偽は不明です。
クランクの交換
それではクランクを交換していきます。
前述通り作業時間は15分程度で終わり、必要な工具はアーレンキーのみです。
難易度は低めでした。
まずチェーンを外します。
プーリーケージを押してチェーンを緩ませると外しやすいです。
また、予めトップギアにしておくと作業終了後にチェーンを戻しやすいです。
※適当な僕はいつもこれを忘れてしまいます・・・
次に純正クランクを外していきます。
まずは左のクランクアームから外します。
アーレンキーを使いクランクアームを挟むように留めているこの小さなボルトを2本外します。
次にクランクアーム中央の大きなボルトを外します。
こちらは特大のアーレンキーを使います。このサイズのアーレンキーはホームセンターにも売っていますが自転車用工具セットを持っていれば大体はセットに入っていたりします。
くるくる
中央の大きなボルトが完全に外れればあとは手でクランクアームを引き抜けます。
ボルト大・・1個
ボルト小・・2個
左クランクアームは計3本のボルトで留まっているんですね。
左のクランクアームが外れれば右側は手で引き抜くだけで外すことが出来ます。
スポッとな
外したついでにお掃除します♪
ここって普段はチェーンリングが邪魔しててお掃除しにくいんですよね。
こんな時がチャンスです( ・`д・´)
外した純正クランクアームからチェーンリングも外しておきます。
チェーンリングボルトの取り外し専用工具が売られていますが大雑把な僕はアーレンキーだけで外してしまいます。
できれば専用工具もあった方が外しやすいかと思います。
続いて左右両方のペダルもアーレンキーで外します。
ペダルは左右で回す向きが違うので注意が必要です。
またペダルには写真左下のワッシャーの様なものがかましてあるので紛失しない様に注意が必要です。
全て取り外したら次に新しいクランクを取り付けていきます。
後は外す手順の逆をしていくだけです。
右側クランクに一体化されている連結部をボトムブラケットに差し込んで組み付けます。
そして、ここが大事なんですが中空軸のボトムブラケットのベアリング部にハマる部分が純正に比べて少し短いので元々車体に付いているスペーサーを1枚外します。
するとボトムブラケットとライトプロの中空軸のかみ合わせがぴったり適合します。
これをしないとボトムブラケットとクランクに摩擦が生じてクランクの回転が著しく悪くなりますのでご注意ください。
先ほど外したペダルを新しいクランクアームに取り付けていきます。
本締めにアーレンキーを使います。
左側も新しいクランクアームを差し込んでボルトを締めていきます。
写真に写る銀色の大きなクランクアームボルトをアーレンキーで締め付けて留めます。
締め付けすぎると回転が渋くなりベアリングの故障にもつながりますのでクランクアームを空転させてスムーズに回る状態にします。
逆に緩すぎると今度はクランクがカタカタと遊んでしまうのでクランク遊びが無く、尚且つ回転がスムーズな位置まで締めていきます。
締め具合を調整して位置が決まれば最後にこのように横の小さなネジをしっかり締めます。
それにしてもこのボルト小さいなぁ(; ・`д・´)
そしてチェーンリングを新しいクランクアームに通して組み、チェーンリングボルトをアーレンキーで締めていきます。5つのボルトを少しずつ均等に締め付けていくと歪が少なく取り付けられます(^^)
最後にチェーンを戻して完了です(”◇”)ゞ
素手だぜ、ワイルドだろ~(^^
無事に組みあがりました(*‘∀‘)
仕上げに後輪を浮かせてペダルを回し、チェーン馴染ませます。
一般的にクランクアームやボトムブラケットのスペーサーを変えると変速機の再調整が必要になる事が多いです。
微妙にチェーンリングの位置が変わったりして変速が狂う時があるからです。
今回も調整をするつもりでしたが近所をしばらく走っても変速に異常はなく、奇跡的にそのままで問題はありませんでした。
走ってみた感想
クランクを交換して3週間経ちました。
感想はズバリ、
あまり変化を感じない(*’ω’*)
です。
逆に言うと特に不具合も無く軽量化だけ出来たので大成功です。
心配していた剛性についても問題なさそうです。今のところ破損や異音、走行中の歪むような違和感などはありません。ダンシングや登坂で強めに踏み込んでもしっかりペダリングできてる様に感じ安心して走れる状態です。
軽量化の恩恵ですが130g程度ですので自転車を持った時にはっきりとした体感こそできないものの、数値として確実に軽くなっているのでそこは満足のいく所です。
軽量化って貯金みたいに小さく積み上げていくものだと思ってます。一回で劇的な変化が感じられるものは少ないので単発では体感できるほどの効果は期待できません(*ノωノ)
おまけ話
ここからは余談です。
このクランクは中国のサイトで購入しました。
ポチってからだいぶ経って到着したんですが見てびっくりです。
どどーん
外箱はかなり大破しており、配達してくれた佐川急便のお兄さんもが心配してくれました。
まあ、、多少傷があるもののクランクなんてすぐ傷つきますからね。。。
海外輸入あるあるです。
想定内でしたのでそのまま受け取りましたとさ(笑)
最後までお読みいただきまして有難うございますm(_ _)m
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